実力派歌謡アーティストを特集するBSフジの音楽特番シリーズ『歌人伝説(うたいびとでんせつ)』。毎回1人または1組の人気歌手をピックアップ、歌とともに歩んできた波乱万丈の人生を語るロングインタビューと、オリジナル曲をたっぷり堪能できる構成で人気の大人の音楽番組だ。これまでに、八代亜紀、森進一が出演。第3弾となる今回は森昌子をフィーチャー。3月24日(土)19時からオンエアされる。

歌人伝説とは?

「歌人伝説」は、アーティスト自身が一人語りで紡ぎ出す自叙伝と、そのヒストリー&ストーリーに寄り添う楽曲達を、番組オリジナルの歌唱映像で紹介する。オリジナルのヒット曲や名曲を中心に、歌い手自身が思い入れのある楽曲、思い出の曲のカバーなどを選曲。人の魅力と歌の魅力が交差して生まれる〝歌人(うたいびと)の世界〟は、観るものを惹きつけてやまない〝伝説〟に満ちている。おなじみのベテラン歌手が初々しく見え、聴き慣れたあの名曲が新鮮に聴こえてくる…。そんなひと時をゆったりと楽しめる、「歌人伝説」シリーズ。時の流れと共に熟成し続ける日本の「歌人(うたいびと)」達が、現在、自分を語り、自身を歌う。

今回のゲストは、2011年7月にデビュー40周年を迎えた森昌子。番組では、自身の人生を振り返る。栃木県で一人っ子として生まれ、小さい頃から歌が大好きだったことや、引越し先の東京の学校になじむことができず、一時は不登校だったという内向的な少女が、国民的スターに駆け上がるきっかけとなった『スター誕生!』へ出演したことの経緯、多忙だった学生生活と芸能生活、ギャル語を作った元祖とも言われる意外なエピソード、山口百恵、桜田淳子との中3トリオについて、阿久悠氏との出会い、美空ひばりとの生涯にわたる親交や、歌手であることの喜び、それが故の悩みなどを明かす。

 また、大ヒットデビュー曲「せんせい」の裏話や、1985年のNHK紅白歌合戦では、史上2人目となる『司会+トリ』を務め、国民的実力派歌手としての地位を不動のものしたこと、さらに、再デビューの経緯についても振り返る。
歌い手として、母親として、震災を経て…、これまで歌と歩んだ人生にロングインタビューを通して迫るとともに、森昌子の紡ぐ歌の世界をたっぷりと届ける。

【セットリスト】

越冬つばめ/おかあさん/学園三部作メドレー/せんせい~同級生~中学三年生/なみだの桟橋/彼岸花/哀しみ本線日本海/立待岬/愛傷歌/バラ色の未来/子供達の桜/洗濯日和/愛は流れる

森昌子コメント

自分の人生をその時々の歌と一緒に振り返る、という番組への出演は初めてです。
結婚、出産、病気と、女性としていろいろなことを一通り経験した現在だからこそ、物事を素直に見ることができるようになりました。素の自分でいられますから気が楽ですし、心が軽いですね。番組では、等身大の森昌子をご覧になっていただけると思います。
何度歌の世界を離れても気づいたらこの場所に戻っているというのは不思議な縁ですし、ここまでやってこられたのは、本当に、支えてくださっている皆様のおかげです。これまでの恩返しとして、皆様の心に残る歌を生涯歌って、歌手としての人生を全うしたいと思っております。番組では、披露する12曲全ての衣装を用意したんですよ。今回はそれくらい気合が入っていますので、歌も楽しみにしていただけたら嬉しいです。

◎森昌子プロフィール

1971年「スター誕生!」の初代グランドチャンピオンとなったことから、歌手人生がスタート。翌年、弱冠13歳にして歌手デビューした曲「せんせい」が大ヒット。その後も圧倒的な歌唱力と親しみやすいキャラクターで、「同級生」「中学三年生」と続く学園三部作や、「おかあさん」「なみだの桟橋」「哀しみ本線日本海」「立待岬」「越冬つばめ」など、歴史に残る名曲を次々と世に送り出した。1985年のNHK紅白歌合戦では、史上2人目となる『司会+トリ』を務め、国民的実力派歌手としての地位を不動のものにするが、 1986年8月に結婚のため引退。そして、2006年に「バラ色の未来」で再デビュー。2007年にはNHK朝の連続テレビ小説「どんど晴れ」でヒロインの母親役を好演した。2011年の東日本大震災後は、被害を受けた地へ慰問活動を精力的に行い、岩手県復興大使を拝命。2011年7月に、デビュー40周年を迎えた。